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2010年12月11日
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ネーメ・ヤルヴィ
オルガ・ミキテンコ, アナトリ・コチェルガ
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リヒャルト・シュトラウス
交響詩《ドン・ファン》 (22:02)ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
《フランチェスカ・ダ・リミニ》 (29:14)ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
アンコール:《くるみ割り人形》より〈花のワルツ〉 (09:48)
12月最初の演奏会では、キリル・ペトレンコの3度目のベルリン・フィル客演が予定されていましたが、急病によりキャンセルを余儀なくされました。これを受けて、次週に出演が決まっていたネーメ・ヤルヴィが代役を快諾。同一のプログラムで演奏会が実現することになりました。
今回の演奏会では、音楽と文学の関係を照らし出す興味深いプログラムを組まれています。ショスタコーヴィチの交響曲第14番は、死をめぐる11の詩に付曲したものですが、当時作曲家は重い病を抱えていました。音楽的には管楽器が排され、ショスタコーヴィチは弦楽器と打楽器だけで極めて個性的な音調を作り上げています。
これに対しリヒャルト・シュトラウスの《ドン・ファン》では、力強い英雄のイメージが描かれます。しかしこれは、同時に華麗なオーケストレーションで聴き手を圧倒する若き作曲家自身の似姿とも考えられるでしょう。チャイコフスキーの《フランチェスカ・ダ・リミニ》は、ダンテの『神曲』に依拠した作品ですが、さらにワーグナーの《ニーベルングの指輪》に大きな影響を受けています。チャイコフスキーは、この作品を書く直前に、バイロイト音楽祭で同オペラを聴いたのでした。
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