アバドがストックホルムのヨーロッパ・コンサート1998を指揮!

1998年5月1日
ヨーロッパ・コンサート1998(ストックホルム

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバド

スウェーデン放送合唱団, エリック・エリクソン室内合唱団

  • リヒャルト・ワーグナー
    《さまよえるオランダ人》序曲 (11:32)

  • ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
    交響的幻想曲《テンペスト》 (23:02)

  • クロード・ドビュッシー
    夜想曲 (23:10)

    スウェーデン放送合唱団合唱), エリック・エリクソン室内合唱団合唱), マリア・ヴィースランダー合唱指揮

  • ジュゼッペ・ヴェルディ
    《聖歌四編》 (41:34)

    スウェーデン放送合唱団合唱), エリック・エリクソン室内合唱団合唱), マリア・ヴィースランダー合唱指揮

クラウディオ・アバドとベルリン・フィルによるヨーロッパ・コンサート1998は、ストックホルムのヴァーサ博物館で行なわれました。ヴァーサ博物館では、1628年の初航海で沈没、悲劇的な運命を遂げたスウェーデンの軍艦ヴァーサ号が展示されています。

ワーグナーの《さまよえるオランダ人》序曲(1842年)は、主人公の幽霊船が荒れ狂う海をさまよう様子を描写しており、ヴァーサ号の不吉な航海を連想させます。交響的幻想曲《テンペスト》(1873年)は、チャイコフスキーがシェークスピアの戯曲をもとに作曲した作品です。ここでは、ベルリン・フィルがダイナミックな表現力を披瀝。激しい嵐や海の静けさの情景を、力強い音調で描き出しています。これらの両作品では、「海の嵐」と「女性の愛による救済」が重要なテーマとして対比されています。

一方、ドビュッシーの《夜想曲》(1899年)は、〈雲〉、〈祭〉、〈シレーヌ〉の3曲で構成。女声合唱が加わる第3曲〈シレーヌ〉は、美しい歌で船人を誘惑する海の精セイレーンをイメージしたものです。

ヴェルディの聖歌四篇は、作曲者晩年の合唱曲4曲がまとめられたものです。ここでは、スウェーデン放送合唱団、エリック・エリクソン室内合唱団の祈りに満ちた合唱が、ヴァーサ号を魂の救済へと導きます。

 

EuroArtsRecorded at Vasa Museum, Stockholm

© 1998 EuroArts
Available on DVD and Blu-ray from EuroArts

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