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黄金の20年代:ティーレマンがヒンデミット、シュトラウス、ブゾーニを指揮
コンサートの詳細を見る演奏会が15本見つかりました: Christian Thielemann
ティーレマンがオール・シュトラウス・プログラムを指揮
Photo: Stephan Rabold
R・シュトラウスの音楽を得意とするクリスティアン・ティーレマンによる、オール・シュトラウス・プログラムです。16管楽器のためのソナチネ第1番、ヘルダーリンの詩による3つの讃歌(ソプラノ独唱はアニヤ・カンペ)という比較的珍しいレパートリーの後に、シュトラウス最大のヒット作の一つである《ばらの騎士》組曲が奏でられます。ドラマティックでメランコリック、そしてどこまでも美しいこのオペラの音楽を、ティーレマンはどのように聴かせてくれるでしょうか。
2019年12月7日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマンアニヤ・カンペ
リヒャルト・ワーグナー
《ローエングリン》第1幕への前奏曲リヒャルト・シュトラウス
16管楽器のためのソナチネ第1番ヘ長調《傷病兵の仕事場から》リヒャルト・シュトラウス
ヘルダーリンの詩による3つの讃歌アニヤ・カンペ(ソプラノ)
リヒャルト・シュトラウス
《ばらの騎士》組曲- 無料映像
クリスティアン・ティーレマン(聞き手:アレクサンダー・イヴィッチ)
ティーレマンがベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」を指揮
クリスティアン・ティーレマンがベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」を指揮しました。この曲は、作曲家最晩年の大作であると同時に、解釈が非常に難しいことでも知られますが、それだけに指揮者の力量が問われます。ティーレマンの演奏は、「ドイツ的で重厚な演奏をする」という風評とは裏腹に、むしろ早めとも言えるテンポ。意外にも、流れと明快さを意識した解釈となっています。これだから、ティーレマンは一筋縄では語れません!ソリストには、ルバ・オルゴナーショヴァ、エリーザベト・クルマン、ダニエル・ベーレ、フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒの一流どころが迎えられています。
2017年12月16日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマンベルリン放送合唱団
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ミサ・ソレムニスニ長調ルバ・オルゴナーショヴァ(ソプラノ), エリーザベト・クルマン(メゾソプラノ), ダニエル・ベーレ(テノール), フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(バス), ベルリン放送合唱団, フィリップ・アーマン(合唱指揮)
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クリスティアン・ティーレマン(聞き手:ライマー・オルロフスキー)
ティーレマンのブルックナー「第7」、ブッフビンダーのベートーヴェン
Photo: Monika Rittershaus
クリスティアン・ティーレマンが、ブルックナーの交響曲第7番を指揮しました。これまでベルリン・フィルでは、交響曲第4番《ロマンティック》と第8番を取り上げてきましたが、今回の第7番も圧倒的な出来を示しています。指揮者とオーケストラが真剣勝負で対峙し、高い集中力と技術的完成度を達成。ティーレマンならではの、「泣く子も黙る」内容です。前半では、2016年秋に70歳の誕生日を迎えたルドルフ・ブッフビンダーがベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を演奏しています。
2016年12月17日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマンルドルフ・ブッフビンダー
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ピアノ協奏曲第1番ハ長調ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
バガテルハ長調 Op. 33-5ルドルフ・ブッフビンダー
アントン・ブルックナー
交響曲第7番ホ長調- 無料映像
クリスティアン・ティーレマン(聞き手:クリストフ・シュトロイリ)
ティーレマンがブルックナーとグバイドゥーリナを指揮
クリスティン・ティーレマン指揮の当演奏会では、ギドン・クレーメルが約10年ぶりにベルリン・フィルに帰還しました。彼はグバイドゥーリナのヴァイオリン協奏曲第2番《今この時のなかで》を演奏しますが、第1番《オッフェルトリウム》の初演者でもあり、当時ソ連で弾圧されていたこの作曲家を西側に紹介することにも貢献しました。プロの後半は、ブルックナーのミサ曲第3番。ブルックナーを得意とするティーレマンならではの、荘重な響きをお楽しみいただけます。
2016年12月10日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマンギドン・クレーメル
ソフィア・グバイドゥーリナ
ヴァイオリン協奏曲《今この時の中で》ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
アントン・ブルックナー
ミサ曲第3番ヘ短調アンネ・シュヴァーネヴィルムス(ソプラノ), ヴィープケ・レームクール(アルト), ミヒャエル・シャーデ(テノール), フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(バス), ベルリン放送合唱団, ギース・レーンナールス(合唱指揮)
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キドン・クレーメル(聞き手:ヴァルター・キュスナー)
ティーレマンとポリーニがショパンのピアノ協奏曲第1番で共演
2015/16年シーズンのコンチェルトのなかでも、最も注目されたのがこの演奏会。マウリツィオ・ポリーニが、クリスティアン・ティーレマンとショパンのピアノ協奏曲第1番を演奏しています。ポリーニは、彼特有の磨き抜かれた響きで、ショパンのクリスタルな世界を描き出しました。ピアノ・ファンならば、絶対に聴き逃せないコンサートでしょう。ティーレマンは、さらにシューマンとの関連で曲目を構築。さらに得意のR・シュトラウス《インテルメッツォ》からの交響的間奏曲を指揮しています。
2016年1月16日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマンマウリツィオ・ポリーニ
ローベルト・シューマン
《ゲノフェーファ》序曲フレデリック・ショパン
ピアノ協奏曲第1番ホ短調マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
アリベルト・ライマン
管弦楽のための7つの断章、ローベルト・シューマンを追悼してリヒャルト・シュトラウス
歌劇《インテルメッツォ》より4つの交響的間奏曲- 無料映像
クリスティアン・ティーレマン(聞き手:アルブレヒト・マイヤー)
意外な超名演!ティーレマンのフォーレ「レクイエム」
Photo: Peter Adamik
ドイツ後期ロマン派の演奏で名高いクリスティアン・ティーレマンが、フランス音楽のプロを振りました。意外な組み合わせと思いきや、大変な名演となっています。ショーソン《愛と海の詩》(独唱:ソフィ・コッシュ)は、ワーグナー的な濃厚な色彩感はもちろん、繊細な和声の移ろいにも鋭敏に反応。ベルリン・フィル・ハープ奏者マリ=ピエール・ラングラメとの《神聖な舞曲と世俗的な舞曲》の芳醇な響きも見事ですが、圧巻はフォーレの「レクイエム」でしょう。驚くほどシンプルで、ティーレマン的物々しさとはまったく異なった世界が現前しています。
2016年1月9日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマンソフィ・コッシュ, マリー=ピエール・ラングラメ, ベルリン放送合唱団, クリスティアーネ・カルク, アドリアン・エレート
エルネスト・ショーソン
声楽と管弦楽のための《愛と海の詩》ソフィ・コッシュ
クロード・ドビュッシー
ハープと弦楽合奏のための《神聖な舞曲と世俗的な舞曲》マリー=ピエール・ラングラメ(ハープ)
ガブリエル・フォーレ
レクイエムベルリン放送合唱団, クリスティアーネ・カルク(ソプラノ), アドリアン・エレート(バリトン), ギース・レーンナールス(合唱指揮)
- 無料映像
ギース・レーンナールス(聞き手:マシュー・ハンター)
ティーレマン、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」を振る
Photo: Monika Rittershaus
クリスティアン・ティーレマンが、ブラームスのドイツ・レクイエムを指揮しました。もともと声楽付きの作品に強いティーレマンですが、この作品は、彼独特の重心の低い響きと作品が完璧にマッチし、まさに圧倒的。ドイツの伝統を感じさせる重厚で濃厚な音楽作りに強い印象を受覚えます。クリスティアン・ゲルハーヘルのバリトン・ソロ、及びベルリン放送合唱団の間然とするところのない歌唱も、深い感動を与えます。
2015年1月24日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマンベルリン放送合唱団, シュヴォーン・ステック, クリスティアン・ゲルハーヘル
ヨハネス・ブラームス
ドイツ・レクイエムベルリン放送合唱団, シュヴォーン・ステック(ソプラノ), クリスティアン・ゲルハーヘル(バス), ギース・レーンナールス(合唱指揮)
- 無料映像
ゲルハーヘル、レーンナールス、ティーレマン、「ドイツ・レクイエム」について語る
ティーレマンがベートーヴェンの《英雄》を指揮、リストとヘンツェの作品も
Photo: Monika Rittershaus
2015年1月には、クリスティアン・ティーレマンが2週続けてベルリン・フィルの定期演奏会に登場しました。今回取り上げられたのは、文学、あるいは神話とつながりのある3つの作品。ハンス・ヴェルナー・ヘンツェの《夢の中の聖セバスティアン》、リストの交響詩《オルフェウス》、そしてベートーヴェンの交響曲第3番《英雄》です。すでにウィーン・フィルとベートーヴェン交響曲全集を録音しているティーレマンですが、ベルリン・フィルとの《エロイカ》はいかに?
2015年1月17日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマンフランツ・リスト
交響詩第4番《オルフェウス》ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ
《夢のなかの聖セバスティアン》ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
交響曲第3番変ホ長調《英雄》- 無料映像
クリスティアン・ティーレマン(聞き手:アマデウス・ホイトリング)
ティーレマンがリストの交響詩を指揮。モーツァルトのピアノ協奏曲のソリストはポリーニ!
19世紀後半、音楽を他の芸術ジャンルと結びつけることを目標とした、「新ドイツ楽派」のグループが一大勢力を築きました。クリスティアン・ティーレマン指揮による当演奏会では、新ドイツ楽派の作風を代表するリストの3つの交響詩が取り上げられました。コンサートに華を添えるのが、ポリーニがソロを弾くモーツァルトのピアノ協奏曲第21番。フィルハーモニーでは初となったティーレマンとの共演をお聴きください。
2012年12月15日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマンマウリツィオ・ポリーニ
フェリックス・メンデルスゾーン
演奏会用序曲《静かな海と楽しい航海》ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ピアノ協奏曲第21番ハ長調マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
フランツ・リスト
交響詩第6番《マゼッパ》フランツ・リスト
交響詩第13番《ゆりかごから墓場まで》フランツ・リスト
交響詩第3番《前奏曲》
クリスティアン・ティーレマンによるオール・ヴェルディ・プログラム!
Photo: Monika Rittershaus
ヴェルディはその晩年、イタリアの先達の作曲家の多声音楽と真っ向から対峙して聖歌四篇を作曲しました。中でも重量感のある響きを特徴とするテ・デウムは有名です。当公演ではこの他、オペラ《ドン・カルロ》の中で演奏される躍動的なバレエ音楽〈王妃の舞踏会〉など、オペラ作曲家としてのヴェルディの作品も並んでいます。合唱とオペラの指揮に造詣の深いクリスティアン・ティーレマンだけに、精緻なテキスト解釈に基づいた、感動的な公演となりました。
2012年12月8日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマンベルリン放送合唱団
ジュゼッペ・ヴェルディ
聖歌四篇ジビラ・ルーベンス(ソプラノ), ベルリン放送合唱団, ミヒャエル・グレーザー(合唱指揮)
ジュゼッペ・ヴェルディ
《マクベス》、《ドン・カルロス》、《オテロ》よりバレエ音楽- 無料映像
クリスティアン・ティーレマン(聞き手:エヴァ=マリア・トマジ)
クリスティアン・ティーレマンがチャイコフスキーの《悲愴》を指揮!
ティーレマンはワーグナー、シュトラウスなどのスペシャリストとして有名ですが、当演奏会ではドビュッシーの夜想曲、メシアンの《ミのための詩》、チャイコフスキーの作品を指揮しました。なかでも注目は、チャイコフスキーの交響曲第6番《悲愴》でしょう。ベルリン・フィルによる《悲愴》といえば、何と言ってもカラヤンの名解釈が有名です。ティーレマンはカラヤンのアシスタントを務めた経験がありますが、彼の解釈にもすでに大家の風格が感じられます。
2012年3月11日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマンRIAS室内合唱団, ジェーン・アーチボルド
クロード・ドビュッシー
夜想曲RIAS室内合唱団, ハンス=クリストフ・ラーデマン(合唱指揮)
オリヴィエ・メシアン
《ミのための詩》ジェーン・アーチボルド(ソプラノ)
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
交響曲第6番ロ短調《悲愴》- 無料映像
クリスティアン・ティーレマン(聞き手:アレクサンダー・イヴィッチ)
ティーレマンの《ロマンティック》。A・マイヤーのシュトラウス「オーボエ協奏曲」
Photo: Monika Rittershaus
当演奏会では、R・シュトラウス、ブルックナーという、ティーレマンが十八番とするふたりの作曲家の作品が取り上げられています。ベルリン・フィルは今シーズン、メンバーを協奏曲のソリストに起用していますが、ここでは首席オーボエ奏者のアルブレヒト・マイヤーが、R・シュトラウス「オーボエ協奏曲」のソロを担当しています。
2012年3月4日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマンアルブレヒト・マイヤー
リヒャルト・シュトラウス
オーボエ協奏曲ニ長調アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)
ヨハン・セバスティアン・バッハ
カンタータ第156番《わが片足すでに墓穴に入りぬ》よりシンフォニアアントン・ブルックナー
交響曲第4番変ホ長調《ロマンティック》(1878/80年版)- 無料映像
アルブレヒト・マイヤー(クリスティアン・ティーレマンとのリハーサル付き)
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クリスティアン・ティーレマン(リハーサル付き)
ティーレマンのシュトラウス。独唱はフレミングとハンプソン
クリスティアン・ティーレマンは、リヒャルト・シュトラウスのスペシャリストとして広く知られています。この演奏会の中継では、その資質が満喫できるオール・シュトラウス・プロ。演奏機会の極めて稀な《ウィーン市の祝典曲》と《祝典前奏曲》に挟まれて、オペラ《アラベラ》の抜粋とオーケストラ歌曲が演奏されました。ソロは、アメリカを代表する2人の名歌手、ルネ・フレミングとトーマス・ハンプソンが務めています。
2011年5月7日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマンルネ・フレミング, トーマス・ハンプソン
リヒャルト・シュトラウス
《ウィーン市の祝典曲》リヒャルト・シュトラウス
〈たそがれの夢〉〈賛歌〉〈夜想曲〉〈アポロの女神の歌〉〈巡礼者の朝の歌〉〈冬の愛〉〈森の喜び〉ルネ・フレミング(ソプラノ), トーマス・ハンプソン(バリトン)
リヒャルト・シュトラウス
歌劇《アラベラ》より第3幕への前奏曲・〈あなたは私と結婚なさりたいとか?〉ルネ・フレミング(ソプラノ), トーマス・ハンプソン(バリトン)
リヒャルト・シュトラウス
祝典前奏曲- 無料映像
クリスティアン・ティーレマン、ルネ・フレミング、トーマス・ハンプソン(聞き手:サラ・ウィリス)
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トーマス・ハンプソン、デジタル・メディア時代のクラシック音楽を語る
ティーレマンがブラームスとシェーンベルクを指揮
Photo: Monika Rittershaus
ブラームスは生涯を通じて感情表現豊かな合唱曲を書き続けました。クリスティアン・ティーレマン指揮の演奏会では、哀悼の歌、運命の歌、運命の女神たちの歌という特に優れた3曲が演奏されます。メインプログラムは、シェーンベルクの後期ロマン派の大作、交響詩《ペレアスとメリザンド》です。
2009年12月12日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマンベルリン放送合唱団
ヨハネス・ブラームス
哀悼の歌ベルリン放送合唱団, ロビン・グリットン(合唱指揮)
ヨハネス・ブラームス
運命の女神たちの歌ベルリン放送合唱団, ロビン・グリットン(合唱指揮)
ヨハネス・ブラームス
運命の歌ベルリン放送合唱団, ロビン・グリットン(合唱指揮)
アルノルト・シェーンベルク
交響詩《ペレアスとメリザンド》- 無料映像
クリスティアン・ティーレマン(聞き手:サラ・ウィリス)
ティーレマンがブルックナーの交響曲第8番を指揮
Photo: Monika Rittershaus
クリスティアン・ティーレマンは、現代におけるブルックナー解釈の第一人者と呼べるでしょう。ここでは交響曲第8番を指揮し、まさに真打ちといえるスケール豊かな名演を繰り広げています。「この交響曲が冷厳と鳴り響いた」とプレスからも賞賛を受けました。