演奏会が28本見つかりました: Claudio Abbado
ザ・ベルリン・フィル・シリーズ:ウィーンの夕べ
Photo: Monika Rittershaus
今回の「ザ・ベルリン・フィル・シリーズ」のテーマはウィーン。プログラムの中心を占めるのは、ウィーンで生まれたクラリネットの名作2曲です。ベートーヴェンのピアノ三重奏曲《街の歌》は、この作曲家としては珍しいほど愉悦感に富んでいます。対するモーツァルトのクラリネット五重奏曲は、デリケートな気品を湛えた晩年の傑作。オーストリア出身のソロ・クラリネット奏者、ヴェンツェル・フックスとアンドレアス・オッテンザマーがベルリン・フィルの同僚たちと奏でます。またアーカイブからは、シューベルトとヴォルフの歌曲をお聴きいただきます。
2020年5月9日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ご挨拶
アンドレアス・オッテンザマー
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
クラリネット五重奏曲イ長調ヴェンツェル・フックス(クラリネット), 樫本大進(ヴァイオリン), ロマーノ・トマシーニ(ヴァイオリン), 清水直子(ヴィオラ), ルートヴィヒ・クヴァント(チェロ)
フランツ・シューベルト
《糸をつむぐグレートヒェン》クラウディオ・アバド(指揮), クリスティアンネ・ストティーン(メゾソプラノ)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ヴァイリンとヴィオラのための二重奏曲よりアダージョコルネリア・ガルテマン(ヴァイオリン), ユリア・ガルテマン(ヴィオラ)
フランツ・シューベルト
《魔王》ダニエル・ハーディング(指揮), ジェラルド・フィンリー(バリトン)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ウィーンのソナチネ第1番よりアレグロ・ブリランテハンデ・クーデン(ヴァイオリン), 町田琴和(ヴァイオリン)
フーゴー・ヴォルフ
《炎の騎士》イヴァン・フィッシャー(指揮), クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ピアノ三重奏曲変ロ長調《街の歌》アンドレアス・オッテンザマー(クラリネット), クヌート・ヴェーバー(チェロ), ジュリアン・クエンティン(ピアノ)
無料映像:イースター@フィルハーモニー音楽祭 (その4)「ベートーヴェン特集」
イースター@フィルハーモニー音楽祭の最終回は、ベートーヴェン特集です。交響曲、協奏曲のハイライトがクラウディオ・アバド、サイモン・ラトル、ダニエル・バレンボイム、ニコラウス・アーノンクールの指揮・ソロでご覧いただけます。キリル・ペトレンコは、交響曲第7番の全曲で登場。ヘルベルト・フォン・カラヤンもゲスト出演いたします。加えて、ベルリン・フィル団員が室内楽作品の数々を演奏。今回も無料映像です。
2020年4月13日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 無料映像
イースター@フィルハーモニー音楽祭 (その4)
クラウディオ・アバド(指揮), ダニエル・バレンボイム(指揮), ニコラウス・アーノンクール(指揮), ズービン・メータ(指揮), キリル・ペトレンコ(指揮), サー・サイモン・ラトル(指揮), ヴェンツェル・フックス(クラリネット), クリストフ・ハルトマン(オーボエ), トーマス・ライエンデッカー(トロンボーン), アルブレヒト・マイヤー(オーボエ), オラフ・オット(トロンボーン), シュテファン・シュヴァイゲルト(ファゴット), ドミニク・ヴォレンヴェーバー(イングリッシュホルン), サラ・ウィリス(司会)
無料映像:イースター@フィルハーモニー音楽祭 (その1)「過去と現在」
現在フィルハーモニーは一時閉鎖され、バーデン=バーデン・イースター音楽祭も中止となりました。しかしベルリン・フィルは、「イースター@フィルハーモニー音楽祭」で、皆様に音楽を届け続けます。第1回では、ベルリン・フィルのイースター音楽祭の歴史を、過去と現在の映像やドキュメンタリーで綴ります。この映像のために特別に空のフィルハーモニーで収録された室内楽作品にも注目。プログラムは、キリル・ペトレンコ指揮によるチャイコフスキー「交響曲第5番」で締めくくられます。
2020年4月4日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 無料映像
イースター@フィルハーモニー音楽祭(その1)
サー・サイモン・ラトル(指揮), ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮), クラウディオ・アバド(指揮), キリル・ペトレンコ(指揮), グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ), マリー=ピエール・ラングラメ(ハープ), マルティン・レール(チェロ), アルブレヒト・マイヤー(オーボエ), サラ・ウィリス(司会)
アバドがメンデルスゾーンの《真夏の夜の夢》とベルリオーズの幻想交響曲を指揮!
2013年5月にアバドがベルリン・フィルに最後に客演した際の貴重な記録です。彼は2002年にベルリン・フィルの首席指揮者を辞任した後、毎年5月にベルリン・フィルへ客演していましたが、音楽監督時代に指揮した経験のある曲と、これまで取り上げたことのない「新しい」作品とのカップリングを好んでいました。この公演におけるメンデルスゾーンの劇付随音楽《真夏の夜の夢》とベルリオーズの幻想交響曲もまさにその例で、初期ロマン派を代表する作曲家による興味深い組み合わせとなっています。
2013年5月19日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドフェリックス・メンデルスゾーン
劇付随音楽《真夏の夜の夢》抜粋デボラ・ヨーク(ソプラノ), ステラ・ドゥフェクシス(メゾソプラノ), バイエルン放送合唱団女声団員, コンスタニア・グルツィ(合唱指揮)
エクトル・ベルリオーズ
幻想交響曲- 無料映像
コンスタニア・グルツィ、クラウディオ・アバドとの共同作業について語る
- 無料映像
フィリップ・ボーネンによる楽曲解説
クラウディオ・アバドがシューマンとベルクの作品を指揮!
クラウディオ・アバドとベルリン・フィルは、これまでシューマンの秘曲を何度も取り上げてきましたが、彼の唯一のオペラ《ゲノフェーファ》序曲も、多くの聴き手にとっては新たな発見となることでしょう。交響曲第2番も彼の4曲のシンフォニーのなかでは、もっとも「渋い」作品です。アルバン・ベルクの2作品(アルテンベルク歌曲集とヴァイオリン協奏曲)では、アバドと共演を重ねているアンネ・ソフィー・フォン・オッター、イザベル・ファウストがソロを務めています。
2012年5月11日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドアンネ・ソフィー・フォン・オッター, イザベル・ファウスト
ローベルト・シューマン
《ゲノフェーファ》序曲アルバン・ベルク
アルテンベルク歌曲集アンネ・ソフィー・フォン・オッター(メゾソプラノ)
アルバン・ベルク
ヴァイオリン協奏曲〈ある天使の思い出に〉イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
ローベルト・シューマン
交響曲第2番ハ長調- 無料映像
イザベル・ファウスト(聞き手:マルガレーテ・ツァンダー)
マーラー没後100周年演奏会は、アバドの《大地の歌》
2011年5月18日は、マーラーの没後100周年に当たります。この記念日にベルリン・フィルは、彼の晩年の傑作《大地の歌》と「交響曲第10番」より〈アダージョ〉を特別演奏しました。指揮は、ベルリン・フィル前芸術監督のクラウディオ・アバド。ソリストには、アンネ・ソフィー・フォン・オッター(メゾソプラノ)とヨナス・カウフマン(テノール)が迎えられました。
2011年5月18日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドアンネ・ソフィー・フォン・オッター, ヨナス・カウフマン
グスタフ・マーラー
交響曲第10番より〈アダージョ〉(クック版)グスタフ・マーラー
《大地の歌》アンネ・ソフィー・フォン・オッター(メゾソプラノ), ヨナス・カウフマン(テノール)
アバドがポリーニと共演、メインはマーラーの交響曲第10番より〈アダージョ〉
クラウディオ・アバドがベルリン・フィルの首席指揮者を退任した後、恒例となっていた5月のアバドの凱旋コンサートです。毎年趣向を凝らしたプログラミングが話題でしたが、2011年の演奏会はポリーニとの共演が目玉となりました。ベルクの《ルル》組曲(ソプラノ独唱はアンナ・プロハスカ)とマーラーの交響曲第10番は久々の取り組みとなり、円熟の表現を聴くことができます。
2011年5月15日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドアンナ・プロハスカ, マウリツィオ・ポリーニ
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
コンサート・アリア《あなたに明かしたい、おお神よ》 K. 418アンナ・プロハスカ(ソプラノ)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
歌劇《魔笛》よりアリア〈愛の喜びは露と消え〉アンナ・プロハスカ(ソプラノ)
- 無料映像
アルバン・ベルク
歌劇《ルル》より4つの交響的断章アンナ・プロハスカ(ソプラノ)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ピアノ協奏曲第17番ト長調 KV. 453マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
グスタフ・マーラー
交響曲第10番より〈アダージョ〉(クック版)- 無料映像
クラウディオ・アバド、マウリツィオ・ポリーニ、アンナ・プロハスカ(聞き手:サラ・ウィリス)
アバドがブラームスの秘曲《リナルド》を指揮。テノール・ソロはカウフマン
いかにもクラウディオ・アバドらしい、文学的な香りに満ちた渋い選曲によるコンサートです。シューベルトの3つ歌曲とシェーンベルクの《グレの歌》抜粋、そしてメインはブラームスの秘曲ともいえるカンタータ《リナルド》。クリスティアンネ・ストティーン(メゾソプラノ)とヨナス・カウフマン(テノール)という2人のスター歌手との共演も聴きものになっています。
2010年5月16日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドクリスティアンネ・ストティーン, ヨナス・カウフマン
フランツ・シューベルト
3つの歌曲クリスティアンネ・ストティーン(メゾソプラノ)
アルノルト・シェーンベルク
《グレの歌》抜粋クリスティアンネ・ストティーン(メゾソプラノ)
ヨハネス・ブラームス
カンタータ《リナルド》ヨナス・カウフマン(テノール), ベルリン放送合唱団男声団員, サイモン・ハルシー(合唱指揮), バイエルン放送合唱団男声団員
- 無料映像
サイモン・ハルシー(合唱指揮)による楽曲解説
アバドがシューベルト、マーラー、ドビュッシーを指揮
ベルリン・フィルの前首席指揮者のクラウディオ・アバドが客演し、シューベルトの《ロザムンデ》、マーラーの《子供の不思議な角笛》、ドビュッシーの《海》を指揮しました。いずれもアバドが愛し、また得意としてきた作曲家の作品です。マーラーの歌曲では、メゾソプラノのアンゲリカ・キルシュラーガーがソロパートを担当しています。
2009年5月24日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドアンゲリカ・キルヒシュラーガー, ベルリン放送合唱団
フランツ・シューベルト
劇付随音楽《ロザムンデ》アンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾソプラノ), ベルリン放送合唱団, サイモン・ハルシー(合唱指揮)
グスタフ・マーラー
《子供の不思議な角笛》より3曲アンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾソプラノ)
クロード・ドビュッシー
交響詩《海》- 無料映像
サイモン・ハルシー(合唱指揮)による楽曲解説
アバドの最後のヨーロッパ・コンサートは、パレルモ
クラウディオ・アバドは、2002年にベルリン・フィルの首席指揮者を退任しましたが、これはベルリンでの最後の演奏会の後旅立った、イタリアでの演奏会の模様です。プログラムは、アバドがしばしば取り上げているブラームスのヴァイオリン協奏曲。今回は、ギル・シャハムをソリストに迎えています。後半は、ドヴォルザークの《新世界》。ベルリン・フィルが、アバドのために全身全霊で弾いている姿に打たれます。
2002年5月1日
ヨーロッパ・コンサート2002(パレルモ)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドギル・シャハム
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
《エグモント》序曲ヨハネス・ブラームス
ヴァイオリン協奏曲ニ長調ギル・シャハム(ヴァイオリン)
アントニン・ドヴォルザーク
交響曲第9番ホ短調《新世界より》ジュゼッペ・ヴェルディ
《シチリアの晩鐘》序曲
クラウディオ・アバドがベートーヴェンとメンデルスゾーンを指揮
当演奏会では、クラウディオ・アバドとベルリン・フィルが、管弦楽と合唱を組み合わせたベートーヴェンの合唱幻想曲とメンデルスゾーンの交響曲第2番《讃歌》という2作品を演奏しています。ここでは、アバドと共演を重ねるスウェーデン放送合唱団、エリック・エリクソン室内合唱団がその実力を遺憾なく発揮。ベートーヴェンの作品では同じくイタリア出身の巨匠マウリツィオ・ポリーニが登場し、ピアノ・ソロを務めています。
2002年2月9日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドマウリツィオ・ポリーニ, スウェーデン放送合唱団, エリック・エリクソン室内合唱団
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
合唱幻想曲ハ短調マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ), カリタ・マッティラ(ソプラノ), リオバ・ブラウン(ソプラノ), アニカ・フダク(コントラルト), ペーター・ザイフェルト(テノール), マッツ・カールソン(テノール), ラーゲ・ウェディン(バス), スウェーデン放送合唱団, エリック・エリクソン室内合唱団, ボー・ヴァンネフォルス(合唱指揮)
フェリックス・メンデルスゾーン
交響曲第2番変ロ長調《讃歌》カリタ・マッティラ(ソプラノ), リオバ・ブラウン(ソプラノ), ペーター・ザイフェルト(テノール), エリック・エリクソン室内合唱団, スウェーデン放送合唱団, ボー・ヴァンネフォルス(合唱指揮)
クラウディオ・アバドがローマでベートーヴェンの交響曲8曲を指揮!
当演奏会のプログラムは、クラウディオ・アバドとベルリン・フィルによるベートーヴェンの交響曲ツィクルスとなります。ベートーヴェンの交響曲第1番から第8番が、ローマの聖チェチーリア音楽院ホール(現コンチリアツィオーネ・ホール)で4晩にわたり演奏されました。アバドが闘病生活から復帰した直後の迫真的な演奏をぜひお聴きください。
2001年2月8日
サンタ・チェチーリア・ホール(ローマ)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
交響曲第1番ハ長調ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
交響曲第2番ニ長調ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
交響曲第3番《英雄》変ホ長調ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
交響曲第4番変ロ長調ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
交響曲第5番ハ短調ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
交響曲第6番ヘ長調《田園》ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
交響曲第7番イ長調ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
交響曲第8番ヘ長調- 無料映像
クラウディオ・アバドによる作品解説
ジルベスター・コンサート2000はヴェルディ特集
クラウディオ・アバドにとって、ヴェルディの音楽は特別な意味を持っています。1968年から86年までは、ミラノ・スカラ座の音楽監督を務め、様々なヴェルディの作品を上演しています。ベルリン・フィルでも、《シモン・ボッカネグラ》、《オテロ》、《ファルスタッフ》、レクイエム等を指揮していますが、2000年のジルベスター・コンサートではオペラからの様々なハイライトが取り上げられました。
2000年12月31日
ジルベスター・コンサート2000ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドアンドレア・ロスト, ラモン・ヴァルガス, アラン・ティトゥス
ジュゼッペ・ヴェルディ
《仮面舞踏会》より〈彼女は天を見つめる〉・〈諸君 ウルリカの家で〉・〈見よ この夜に〉・オスカルのカンツォーネアンドレア・ロスト(ソプラノ), カルメラ・レミージョ(ソプラノ), ラモン・ヴァルガス(テノール), マッシモ・ジョルダーノ(テノール), アラン・ティトゥス(バリトン), ルーチョ・ガッロ(バリトン), アナトリ・コチェルガ(バス), プラハ・フィルハーモニー合唱団, スタニスラフ・ボグニア(合唱指揮)
ジュゼッペ・ヴェルディ
《ドン・カルロ》より〈王妃の舞踏会〉カルメラ・レミージョ(ソプラノ), ステラ・ドゥフェクシス(メゾソプラノ), プラハ・フィルハーモニー合唱団, スタニスラフ・ボグニア(合唱指揮)
- 無料映像
ジュゼッペ・ヴェルディ
《リゴレット》より〈あれかこれか〉・女心の歌ラモン・ヴァルガス(テノール)
ジュゼッペ・ヴェルディ
《椿姫》より乾杯の歌・〈花から花へ〉アンドレア・ロスト(ソプラノ), ステラ・ドゥフェクシス(メゾソプラノ), ラモン・ヴァルガス(テノール), マッシモ・ジョルダーノ(テノール), アラン・ティトゥス(バリトン), ルーチョ・ガッロ(バリトン), アナトリ・コチェルガ(バス), プラハ・フィルハーモニー合唱団, スタニスラフ・ボグニア(合唱指揮)
ジュゼッペ・ヴェルディ
《ファルスタッフ》より第1幕第2場カルメラ・レミージョ(ソプラノ), エリザベス・フュートラル(ソプラノ), ラリッサ・ディアドコーヴァ(メゾソプラノ), ステラ・ドゥフェクシス(メゾソプラノ), マッシモ・ジョルダーノ(テノール), エンリーコ・ファチーニ(テノール), アンソニー・ミー(テノール), ルーチョ・ガッロ(バリトン), アナトリ・コチェルガ(バス)
ジュゼッペ・ヴェルディ
《ファルスタッフ》より第2幕第2場カルメラ・レミージョ(ソプラノ), エリザベス・フュートラル(ソプラノ), ステラ・ドゥフェクシス(メゾソプラノ), ラリッサ・ディアドコーヴァ(メゾソプラノ), アンソニー・ミー(テノール), マッシモ・ジョルダーノ(テノール), エンリーコ・ファチーニ(テノール), ルーチョ・ガッロ(バリトン), アラン・ティトゥス(バリトン), アナトリ・コチェルガ(バス), プラハ・フィルハーモニー合唱団, スタニスラフ・ボグニア(合唱指揮)
ジュゼッペ・ヴェルディ
《ファルスタッフ》より第3幕フィナーレカルメラ・レミージョ(ソプラノ), エリザベス・フュートラル(ソプラノ), ステラ・ドゥフェクシス(メゾソプラノ), ラリッサ・ディアドコーヴァ(メゾソプラノ), アンソニー・ミー(テノール), マッシモ・ジョルダーノ(テノール), エンリーコ・ファチーニ(テノール), ルーチョ・ガッロ(バリトン), アラン・ティトゥス(バリトン), アナトリ・コチェルガ(バス), プラハ・フィルハーモニー合唱団, スタニスラフ・ボグニア(合唱指揮)
ヨハン・シュトラウス
《仮面舞踏会》によるカドリーユ
クラウディオ・アバドがヨーロッパ・コンサート2000を指揮!
本拠地ベルリンのフィルハーモニーで行なわれたヨーロッパ・コンサート2000では、クラウディオ・アバドとベルリン・フィルが得意のベートーヴェンを取り上げました。ピアノ協奏曲第2番では、ロシア出身の実力派ミハイル・プレトニョフがソロを担当。一方、メインの交響曲第9番《合唱》では、アバドと共演を重ねるフィンランド出身のカリタ・マッティラ(ソプラノ)、トマス・モーザー(テノール)等、ヨーロッパで活躍する歌手が勢揃いしています。
2000年5月1日
ヨーロッパ・コンサート2000(ベルリン)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドミハイル・プレトニョフ
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
交響曲第9番《合唱》ニ短調スウェーデン放送合唱団, カリタ・マッティラ(ソプラノ), エリック・エリクソン室内合唱団, トヌ・カリユステ(合唱指揮), トマス・モーザー(テノール), ヴィオレタ・ウルマーナ(コントラルト), アイケ・ヴィルム・シュルテ(バリトン)
ジルベスター・コンサート1999は「グランド・ファイナル」
ミレニアムを記念した1999年のジルベスター・コンサートは、「グランド・ファイナル」と題して、名曲の終楽章ばかりが取り上げられました。指揮はクラウディオ・アバド。演奏会後半では、ニコライ、リンケ、トランスラテュアなど、19世紀から戦前にかけてのドイツ、ベルリンのポピュラー作品が次々に演奏され、祝祭の場を大いに盛り上げています。
1999年12月31日
ジルベスター・コンサート1999ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドクラウス=マリア・ブランダウアー, クラウス・ヴァレンドルフ
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
交響曲第7番イ長調より第4楽章アントニン・ドヴォルザーク
交響曲第8番ト長調より第4楽章グスタフ・マーラー
交響曲第5番嬰ハ短調より第5楽章イゴール・ストラヴィンスキー
《火の鳥》(1919年版)より〈カスチェイ王の魔の踊り〉・こもり歌・終曲モーリス・ラヴェル
《ダフニスとクロエ》より〈全員の踊り〉ベルリン放送合唱団, RIAS室内合唱団
セルゲイ・プロコフィエフ
《アレクサンドル・ネフスキー》より〈アレクサンドルのプスコフへの入場〉ベルリン放送合唱団, RIAS室内合唱団
アルノルト・シェーンベルク
《グレの歌》より〈見よ、太陽〉ベルリン放送合唱団, RIAS室内合唱団, クラウス=マリア・ブランダウアー(語り)
パウル・リンケ
喜歌劇《グリグリ》より序曲・《フォリー・ベルジェール》行進曲・督促ギャロップクラウス・ヴァレンドルフ(司会)
ジークフリート・トランスラテュア
スポーツ宮殿ワルツエルンスト・フィッシャー
〈スパークリング・シャンペン〉オットー・ニコライ
《ウィンザーの陽気な女房たち》序曲ヴァルター・コロ
〈菩提樹の木陰にいる限り〉ベルリン放送合唱団, RIAS室内合唱団
パウル・リンケ
《ベルリンの風》ベルリン放送合唱団, RIAS室内合唱団
カラヤン追悼コンサートでアバドがモーツァルトのレクイエムを演奏!
30年以上にわたりベルリン・フィルの首席指揮者を務めたヘルベルト・フォン・カラヤンは、1989年7月16日に逝去しました。当演奏会では、カラヤンの没後10周年を記念し、後継者クラウディオ・アバドがモーツァルトのレクイエム等、宗教曲3作品を指揮しています。モーツァルト、カラヤンの双方にとってゆかりの深いザルツブルクの大聖堂におけるライブ映像です。
1999年7月16日
カラヤン・メモリアル・コンサートベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドカリタ・マッティラ, サラ・ミンガルド, ミヒャエル・シャーデ, ブリン・ターフェル
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
《墓標の音楽》K. 42より〈この心を見て私に問え〉・《証聖者の荘厳晩課》K. 339より〈ラウダーテ・ドミヌム〉ラヘル・ハルニッシュ(ソプラノ), スウェーデン放送合唱団, マリア・ヴィースランダー(合唱指揮)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
レクイエム(フランツ・バイヤーとロバート・レヴィンによる校訂版)カリタ・マッティラ(ソプラノ), サラ・ミンガルド(メゾ・ソプラノ), ミヒャエル・シャーデ(テノール), ブリン・ターフェル(バリトン), スウェーデン放送合唱団, マリア・ヴィースランダー(合唱指揮)
ジルベスター・コンサート1998は「愛と憧憬の歌」がテーマ
ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサートは、毎年映像収録され、テレビで中継されています。1月1日のウィーン・フィル、ニューイヤー・コンサートと並んで、クラシック音楽界の一大イベントと呼べるものです。クラウディオ・アバドの指揮による1998年の演奏会は、「愛と憧れの歌」がテーマ。モーツァルト、ヴェルディ等、有名オペラのアリアや情景と、ベルリオーズ、ビゼーの管弦楽曲を組み合わせた華やかなプログラムとなっています。
1998年12月31日
ジルベスター・コンサート1998ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドクリスティーネ・シェーファー, サイモン・キーンリーサイド, マルセロ・アルバレス, ミレッラ・フレーニ
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
《フィガロの結婚》より序曲・アリア〈とうとう嬉しい時が来た~恋人よここに〉クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
《ドン・ジョヴァンニ》よりセレナード〈窓辺においで〉サイモン・キーンリーサイド(バリトン)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
《魔笛》より二重唱〈愛を感じる男の人たちには〉サイモン・キーンリーサイド(バリトン), クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
《ドン・ジョヴァンニ》よりシャンペンの歌・二重唱〈お手をどうぞ〉サイモン・キーンリーサイド(バリトン), クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
ジョルジュ・ビゼー
《アルルの女》組曲よりカリヨン・ファランドールジョアキーノ・ロッシーニ
《泥棒かささぎ》序曲ジュゼッペ・ヴェルディ
《リゴレット》より二重唱〈それは心の太陽~さようなら〉・アリア〈慕わしい名〉・女心の歌マルセロ・アルバレス(テノール), クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
ジュゼッペ・ヴェルディ
《仮面舞踏会》よりアリア〈お前こそ心を汚す者〉サイモン・キーンリーサイド(バリトン)
エクトル・ベルリオーズ
《ローマの謝肉祭》序曲ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
《エフゲニー・オネーギン》よりポロネーズ・手紙の場〈たとえ死ぬことになっても〉ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
ジュゼッペ・ヴェルディ
《椿姫》より乾杯の歌ミレッラ・フレーニ(ソプラノ), クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ), サイモン・キーンリーサイド(バリトン), マルセロ・アルバレス(テノール)
アバドがストックホルムのヨーロッパ・コンサート1998を指揮!
クラウディオ・アバドとベルリン・フィルによるヨーロッパ・コンサート1998は、ストックホルムのヴァーサ博物館で行なわれました。ヴァーサ博物館では、1628年の初航海で沈没、悲劇的な運命を遂げたスウェーデンの軍艦ヴァーサ号が展示されています。その場にふさわしく、ワーグナーの《さまよえるオランダ人》序曲やチャイコフスキーの交響的幻想曲《テンペスト》など海や嵐をテーマにした作品が演目に並びました。
1998年5月1日
ヨーロッパ・コンサート1998(ストックホルム)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドエリック・エリクソン室内合唱団, スウェーデン放送合唱団
リヒャルト・ワーグナー
《さまよえるオランダ人》序曲ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
交響的幻想曲《テンペスト》クロード・ドビュッシー
夜想曲エリック・エリクソン室内合唱団(合唱), スウェーデン放送合唱団(合唱), マリア・ヴィースランダー(合唱指揮)
ジュゼッペ・ヴェルディ
《聖歌四編》エリック・エリクソン室内合唱団(合唱), スウェーデン放送合唱団(合唱), マリア・ヴィースランダー(合唱指揮)
ジルベスター・コンサート1997のテーマは、「カルメン」
ジルベスター・コンサート1997のテーマは「カルメン」でした。アンネ・ゾフィー・フォン・オッター、ロベルト・アラーニャ、ブリン・ターフェル、ミハイル・プレトニョフ、ギル・シャハム等の有名ソリストが、クラウディオ・アバドの指揮のもとで技を競い合い、神話的存在ともいえるカルメンの魅力を余すところなく伝えています。
1997年12月31日
ジルベスター・コンサート1997ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドアンネ・ソフィー・フォン・オッター, ロベルト・アラーニャ, ブリン・ターフェル, ミハイル・プレトニョフ, ギル・シャハム
ジョルジュ・ビゼー
《カルメン》より前奏曲・ハバネラ・闘牛士の歌・にぎやかな楽の調べ · 花の歌・合唱と場面アンネ・ソフィー・フォン・オッター(メゾソプラノ), ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ), ステラ・ドゥフェクシス(メゾソプラノ), ロベルト・アラーニャ(テノール), ブリン・ターフェル(バリトン), 南チロル児童合唱団, グレーテル・ブルッガー(合唱指揮), オルフェオン・ドノスティアラ, ホセ・アントニオ・サインス・アルファロ(合唱指揮)
セルゲイ・ラフマニノフ
パガニーニの主題による狂詩曲ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
パブロ・デ・サラサーテ
カルメン幻想曲ギル・シャハム(ヴァイオリン)
モーリス・ラヴェル
スペイン狂詩曲マヌエル・デ・ファリャ
《恋は魔術師》より〈火祭りの踊り〉ヨハネス・ブラームス
ハンガリー舞曲第5番
アバドのブラームス「ドイツ・レクイエム」
ウィーンの楽友協会で行われたベルリン・フィルの公演の記録です。ブラームスの死後100周年を記念したこの演奏会では、クラウディオ・アバドの指揮で、「ドイツ・レクイエム」が上演されています。ソリストは、当時最高の顔ぶれとも言える、バーバラ・ボニーとブリン・ターフェルです。
1997年4月3日
ウィーン楽友協会ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドバーバラ・ボニー, ブリン・ターフェル
ヨハネス・ブラームス
ドイツ・レクイエムバーバラ・ボニー(ソプラノ), ブリン・ターフェル(バリトン), スウェーデン放送合唱団, エリック・エリクソン室内合唱団, マリア・ヴィースランダー(合唱指揮)
ジルベスター・コンサート1996のテーマは、ダンス&ジプシー
1996年のジルベスター・コンサートは「ダンスとジプシー」でした。クラウディオ・アバドの指揮のもと、ブラームスのハンガリー舞曲、《ハープが豊かに鳴り響く》、ラヴェルの《ラ・ヴァルス》など、情熱的な演奏で聴かせます。ラヴェルの《ツィガーヌ》でヴァイオリン・ソロを弾くマキシム・ヴェンゲーロフの名人芸も大きな聴きものになっています。
1996年12月31日
ジルベスター・コンサート1996ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドスウェーデン放送合唱団, マキシム・ヴェンゲーロフ
ヨハネス・ブラームス
ハンガリー舞曲第1&10番ヨハネス・ブラームス
《ジプシーの歌》作品103より第1曲〈さあ、ジプシーよ〉 第2曲〈高く波立つリマの流れよ〉 第3曲〈知っているかい〉 第4曲〈神様、お分かりですね〉 第9曲〈どこへ行っても〉スウェーデン放送合唱団, トヌ・カリユステ(合唱指揮)
モーリス・ラヴェル
演奏会用狂詩曲《ツィガーヌ》マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)
ヨハネス・ブラームス
ハンガリー舞曲第7番マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)
ヨハネス・ブラームス
ハンガリー舞曲第17&21番ヨハネス・ブラームス
《ハープが豊かに鳴り響く》シュテファン・ドール(ホルン), マリー=ピエール・ラングラメ(ハープ), スウェーデン放送合唱団, トヌ・カリユステ
ヨハネス・ブラームス
《愛の歌》より抜粋スウェーデン放送合唱団, トヌ・カリユステ(合唱指揮)
モーリス・ラヴェル
管弦楽のための舞踏詩《ラ・ヴァルス》ヨハネス・ブラームス
ハンガリー舞曲第5番エクトル・ベルリオーズ
《ファウストの劫罰》より〈ラコッツィ行進曲〉
1996年のヴァルトビューネは、アバド指揮による「イタリア・オペラの夕べ」
1996年のヴァルトビューネ・コンサートは、アバド指揮による「イタリア・オペラの夕べ」。アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)、セルゲイ・ラリン(テノール)、ブリン・ターフェル(バリトン)をゲストに迎え、ヴェルディ、ベッリーニ、ロッシーニのアリア、二重唱曲、合唱曲が歌われます。当時、破竹の勢いだったゲオルギューの美しい容姿と歌唱、ターフェルの珍しいヴェルディ、早逝したロシア人スピント・テノール、ラリンの若々しい声など、見どころたっぷりです。何よりも魅力なのは、アバドのヴェルディとロッシーニの序曲。透明感とリズムの冴えに満ちた、かけがえのない「アバドの音」を楽しむことができます。
1996年6月30日
ヴァルトビューネ・コンサート1996ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドベルリン放送合唱団, アンジェラ・ゲオルギュー, セルゲイ・ラリン, ブリン・ターフェル
ジュゼッペ・ヴェルディ
《ナブッコ》よりヘブライ人の合唱ベルリン放送合唱団
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ
《カプレーティ家とモンテッキ家》より〈婚礼の衣装を着せられ〜ああ、いくたびか〉アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
ジュゼッペ・ヴェルディ
《ドン・カルロ》より〈皇太子だ〜我らの胸に友情と希望を〉セルゲイ・ラリン(テノール), ブリン・ターフェル(バリトン)
ジュゼッペ・ヴェルディ
《トロヴァトーレ》よりアンヴィル・コーラスベルリン放送合唱団
ジョアキーノ・ロッシーニ
《ギヨーム・テル》序曲ジュゼッペ・ヴェルディ
《運命の力》序曲ジュゼッペ・ヴェルディ
《仮面舞踏会》より〈永遠に君を失えば〉セルゲイ・ラリン
ジュゼッペ・ヴェルディ
《オテロ》より合唱〈喜びの炎〉、イアーゴのクレド、二重唱〈すでに夜もふけた〉ベルリン放送合唱団, ブリン・ターフェル(バリトン), アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ), セルゲイ・ラリン(テノール)
ジュゼッペ・ヴェルディ
《アイーダ》より〈エジプトに栄光あれ〉、凱旋行進曲ベルリン放送合唱団
ジュゼッペ・ヴェルディ
《シチリア島の夕べの祈り》序曲ジョアキーノ・ロッシーニ
《セヴィリアの理髪師》序曲パウル・リンケ
《ベルリンの空》
サンクトペテルブルクでのヨーロッパ・コンサート1996
クラウディオ・アバドとベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート1996は、ロシアの古都サンクトペテルブルグのマリンスキー劇場で行われました。マリンスキー劇場は、チャイコフスキーの有名な3大バレエや、ムソルグスキーの歌劇《ボリス・ゴドゥノフ》が初演された場所。ロシアでも特別な歴史を誇るホールです。当コンサートでは、ロシアの作曲家による3作品と、ベートーヴェンの2作品を組み合わせたプログラムが演奏されています。ベートーヴェンのロマンス第1番、第2番では、当時のベルリン・フィルの第1コンサートマスター、コリヤ・ブラッハーがソロを担当しました。
1996年5月1日
ヨーロッパ・コンサート1996(サンクトペテルブルク)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドアナトリ・コチェルガ, コリヤ・ブラッハー
セルゲイ・プロコフィエフ
《ロメオとジュリエット》からの抜粋(モンタギュー家とキャピュレット家・5つのカップルの踊り・百合の花を持った娘の踊り・ティボルトの死)セルゲイ・ラフマニノフ
歌劇《アレコ》からのカヴァティーナアナトリ・コチェルガ(バス)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ロマンス第1&2番コリヤ・ブラッハー(ヴァイオリン)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
交響曲第7番イ長調ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
《くるみ割り人形》より〈花のワルツ〉
アバド指揮による1994年ベルリン・フィル東京公演
1994年秋に行われたベルリン・フィルの日本ツアーより、東京のサントリー・ホールで行われた演奏会をお届けします。ここではクラウディオ・アバドとベルリン・フィルがロシアの管弦楽曲3作品を取り上げました。ムソルグスキーの交響詩《はげ山の一夜》(1867年原典版)、ストラヴィンスキーの組曲《火の鳥》(1919年原典版)、そしてチャイコフスキーの交響曲第5番。いずれもアバドにとって十八番のレパートリーといえるものです。
1994年10月14日
ベルリン・フィル日本公演(会場:サントリー・ホール)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドモデスト・ムソルグスキー
《はげ山の一夜》イゴール・ストラヴィンスキー
《火の鳥》組曲(1919年版)ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
交響曲第5番ホ短調
マイニンゲンでのヨーロッパ・コンサート1994、ソロはバレンボイム
ドイツ中部テューリンゲン州のマイニンゲン劇場で行われたヨーロッパ・コンサート1994では、クラウディオ・アバドとベルリン・フィルが、得意のベートーヴェンとブラームスを取り上げました。ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番では、ベルリン国立歌劇場の音楽総監督としても活躍する巨匠ダニエル・バレンボイムが登場。ソロを担当しています。
1994年5月1日
ヨーロッパ・コンサート1994(ドイツ・マイニンゲン)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドダニエル・バレンボイム
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調《皇帝》ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
ヨハネス・ブラームス
交響曲第2番ニ長調
アバドが「プロメテウス神話」にもとづく様々な音楽を指揮
クラウディオ・アバドが指揮した1992年の定期演奏会では、プロメテウス神話に基づく4人の作曲家の作品が上演されました。さまざまな作曲家のプロメテウス像が一つの変奏曲のように結ばれるという、文学に造詣が深いアバドならではの好企画でした。スクリャービンの交響曲《プロメテ - 火の詩》では、アルゲリッチが弾くソロに加え、スクリャービンの作風を反映した照明による演出も大きな見どころになっています。
1992年5月24日
クリストファー・スワンによる映像作品ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドマルタ・アルゲリッチ
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
バレエ音楽《プロメテウスの創造物》より抜粋フランツ・リスト
交響詩第5番《プロメテウス》アレクサンドル・スクリャービン
《プロメテ - 火の詩》マルタ・アルゲリッチ(ピアノ), ベルリン・ジングアカデミー(合唱), アヒム・ツィンマーマン(合唱指揮)
ルイジ・ノーノ
《プロメテオ》より第2島フライブルク・ゾリステンコーア, アンドレ・リヒャルト(合唱指揮), モニカ・ベアー=イブンズ(ソプラノ), イングリッド・アデー=イェセマン(ソプラノ), ウルリケ・クルムビーゲル(語り), マティアス・シャドック(語り), ペーター・ホール(テノール), ズザンネ・オットー(コントラルト)
プラハでのヨーロッパ・コンサート1991は、モーツァルト・プログラム
クラウディオ・アバドとベルリン・フィルによる第1回目のヨーロッパ・コンサート1991は、プラハのスメタナ・ホールで行われました。この年は、モーツァルトの没後200年を記念するアニヴァーサリーであり、当演奏会でも彼の作品が演奏されています。ソロには、アメリカ出身の名ソプラノ歌手チェリル・ステューダーが登場。ピアノ付きのコンサート・アリアで美声を披露しています。
1991年5月1日
ヨーロッパ・コンサート1991(プラハ)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドチェリル・ステューダー, ブルーノ・カニーノ
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
《ドン・ジョヴァンニ》より序曲・アリア〈ひどいですって?~ああ言わないで、愛しい人〉チェリル・ステューダー(ソプラノ)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
交響曲第29番イ長調 K. 201ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
コンサート・アリア〈あなたを私が忘れるですって?~心配しないで〉 K. 505チェリル・ステューダー(ソプラノ), ブルーノ・カニーノ(ピアノ)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
交響曲第35番ニ長調《ハフナー》 K. 385
アバド、芸術監督&首席指揮者就任コンサート
クラウディオ・アバドが1989年12月にベルリン・フィル首席指揮者の就任コンサートでマーラーの交響曲第1番を取り上げたことは、論理的帰結と言えるでしょう。まずアバドは現代を代表するマーラー指揮者として知られていました。同時に作曲家はこの作品で、事始め」の新鮮さを放散しており、それは彼の(交響曲作家としての)スタートを意味しているからです。その雰囲気は、この映像でもはっきりと伺い知ることができます。
1989年12月16日
首席指揮者就任演奏会ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバドグスタフ・マーラー
交響曲第1番ニ長調《巨人》