演奏会が10本見つかりました: 内田光子
内田光子がラトルとモーツァルトのピアノ協奏曲第27番を演奏
Photo: Monika Rittershaus
内田光子は、ベルリン・フィルが特に緊密な関係を保っているピアニストと言えるでしょう。今回演奏されたのは、モーツァルトの白鳥の歌とでも呼ぶべき第27番。柔らかな色彩と枯淡なメランコリーに満ち、聴き手を憂愁の世界に誘います。内田の細やかなフレージングやタッチに魅了される演奏です。一方、ウォルトンのヴィオラ協奏曲では、ベルリン・フィルの第1ソロ・ヴィオラ奏者アミハイ・グロスがソロを聴かせます。同作は、バルトークと並んでヴィオラ・コンチェルトの傑作として知られています。プログラムの最後は、ラトルお得意の《ハーリ・ヤーノシュ》組曲。チェコ、モラヴィア、ハンガリーといった東欧(旧オーストリア領)の作品に傾倒する彼ならではの、色彩美に溢れる演奏となっています。
2017年10月7日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル内田光子, アミハイ・グロス
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調内田光子(ピアノ)
ウィリアム・ウォルトン
ヴィオラ協奏曲(1962年改訂版)アミハイ・グロス(ヴィオラ)
ゾルターン・コダーイ
《ハーリ・ヤーノシュ》組曲- 無料映像
内田光子(聞き手:トビアス・メラー)
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アミハイ・グロス(聞き手:トビアス・メラー)
バーデン=バーデンでラトルと内田光子が共演。メインはベートーヴェン「第9」
Photo: Monika Rittershaus
バーデン=バーデン・イースター音楽祭より、サイモン・ラトルと内田光子の共演をお届けします。内田が演奏するのは、モーツァルトのピアノ協奏曲第22番。後半には、ベートーヴェンの「第9」が上演されています。まさにフェスティヴァルに相応しい豪華な顔ぶれ。ラトルと内田は、度重なる共演により抜群の相性を示す間柄。またベートーヴェンでは、2015年秋の演奏との違いが興味深いところです。
2016年3月21日
バーデン=バーデン祝祭劇場ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル内田光子, ゲニア・キューマイアー, サラ・ コノリー, フローリアン・ベッシュ
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ピアノ協奏曲第22番変ホ長調内田光子(ピアノ)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
交響曲第9番ニ短調《合唱付き》ゲニア・キューマイアー(ソプラノ), サラ・ コノリー(メゾソプラノ), フローリアン・ベッシュ(バス), スティーヴ・ダヴィスリム(テノール), プラハ・フィルハーモニー合唱団
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バーデン=バーデン・イースター音楽祭2016ライブ・ラウンジ
ラトルがモーツァルト、メシアン、ハイドンを指揮、ソリストは内田光子!
Photo: Monika Rittershaus
首席指揮者サー・サイモン・ラトルによる2014年最初の定期演奏会は、内田光子をソリストに迎えて行われます。モーツァルトのピアノ協奏曲第18番、メシアンの《異国の鳥たち》のほか、サイモン・ラトルがかねてから共感の念を寄せるハイドンの音楽。今回は、交響曲、《天地創造》、及び《十字架上のキリストの最後の7つの言葉》からの抜粋による「想像上のオーケストラの旅」と題した、特別プログラムにてお届けします。
2014年2月15日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル内田光子
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ピアノ協奏曲第18番変ロ長調内田光子(ピアノ)
オリヴィエ・メシアン
ピアノと小管弦楽のための《異国の鳥たち》内田光子(ピアノ)
ヨーゼフ・ハイドン
交響曲第45番、64番、第90番、及び《天地創造》、《十字架上のキリストの最後の7つの言葉》からの抜粋による想像上のオーケストラの旅- 無料映像
内田光子(聞き手:ルートヴィヒ・クヴァント)
フィルハーモニー50周年ガラ、ラトルがベルリオーズの《葬送と勝利の大交響曲》を指揮!
20世紀と21世紀の多くの作曲家にとって、音楽における空間性は重要なテーマであり続けています。ジェルジュ・リゲティが常に「空間を想起させること」を意識して作曲に励んだと語っているのも、理由なきことではありません。ベルリン・フィルハーモニー竣工50周年のガラ・コンサートでは「空間音楽」をテーマに、サー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルが16世紀のガブリエーリからリームの委嘱作品まで多彩な音楽を披露しました。ベルリオーズの記念碑的な大作《葬送と勝利の大交響曲》も聴き逃せません。
2013年10月20日
フィルハーモニー50周年記念ガラ・コンサートベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトルベルリン・フィル カラヤン・アカデミー, 内田光子
ジョヴァンニ・ガブリエーリ
第7旋法と第8旋法によるカンツォン(1597年)祝辞
クラウス・ヴォーヴェライト(ベルリン市長), マンフレート・エアハルト(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団友の会理事長), マルティン・ホフマン(財団法人ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団インテンダント)
ヴォルフガング・リーム
《イン・シュリフトII》(初演)レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ
《トマス・タリスの主題による幻想曲》ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン · ジェルジ・クルターク
ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番嬰ハ短調《幻想曲風に》より第1楽章・クルターク:ピアノと楽器群のための《...幻想曲風に...》ベルリン・フィル カラヤン・アカデミー, 内田光子(ピアノ), ダンカン・ウォード(Rehearsal Conductor)
エクトル・ベルリオーズ
《葬送と勝利の大交響曲》- 無料映像
ベルリン・フィルハーモニーのオープニング(1963年)/ルドルフ・ヴァインスハイマーの回想
ラトル&内田光子によるベートーヴェン・ツィクルス第4回
ラトル&内田光子によるベートーヴェン・ツィクルスは、ベートーヴェンのピアノ協奏曲の中でも特に思索的で繊細な表情を持つ第4番で締め括られました。後半はシベリウスの交響曲第2番。雄大なフィナーレにより、この作曲家の交響曲の中でもとりわけ人気の高い作品です。
2010年2月20日
ユニセフ慈善演奏会ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル内田光子
ジェルジ・リゲティ
サンフランシスコ・ポリフォニールートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ピアノ協奏曲第4番ト長調内田光子(ピアノ)
ジャン・シベリウス
交響曲第2番ニ長調- 無料映像
ユニセフ慈善演奏会についての座談会
ラトル&内田光子によるベートーヴェン・ツィクルス第3回
ラトル&内田光子によるベートーヴェン・ツィクルスの第3回では、いよいよ協奏曲第5番《皇帝》が登場します。内田による心技一体となった至芸をお聴きください。シベリウスの交響曲の中でも特に深淵で渋い味わいを持つ第4番が、前半に演奏されています。
2010年2月14日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル内田光子
ジェルジ・クルターク
シュテファンの墓碑ジャン・シベリウス
交響曲第4番イ短調ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調《皇帝》内田光子(ピアノ)
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内田光子(その3)
ラトル&内田光子によるベートーヴェン・ツィクルス第2回
ラトル&内田光子によるベートーヴェン・ツィクルスは、シベリウスの交響曲を組み合わせるというラトルならではの構成になっています。第2回ではピアノ協奏曲第2番と第3番のほか、シベリウスの交響曲第3番という秘曲が演奏されました。
2010年2月10日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル内田光子
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調内田光子(ピアノ)
ジャン・シベリウス
交響曲第3番ハ長調ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ピアノ協奏曲第3番ハ短調内田光子(ピアノ)
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内田光子(その2)
ラトル&内田光子によるベートーヴェン・ツィクルス第1回
内田光子がサー・サイモン・ラトルとの共演で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲を全曲演奏したことは、2009/10年シーズンのハイライトの一つに数えられるでしょう。第1回の演奏会ではピアノ協奏曲第1番を取り上げ、その前後をリゲティの「アトモスフェール」と「マカーブルの謎」(バーバラ・ハニガン独唱)が挟むというユニークな構成になっています。メイン演目はシベリウスの交響曲第1番です。
2010年2月4日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル内田光子, バーバラ・ハニガン
ジェルジ・リゲティ
アトモスフェールルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ピアノ協奏曲第1番ハ長調内田光子(ピアノ)
ジェルジ・リゲティ
マカーブルの謎(コロラトゥーラ・ソプラノと管弦楽のための版)バーバラ・ハニガン(ソプラノ)
ジャン・シベリウス
交響曲第1番ホ短調- 無料映像
内田光子(その1/聞き手:ゲアハルト・フォルク)
ラトルと内田光子がシューマンのピアノ協奏曲で共演
Photo: Monika Rittershaus
シューマンのピアノ協奏曲は、ピアノ協奏曲のレパートリーのなかでも特に優れたものですが、この曲でサー・サイモン・ラトルと内田光子が共演しました。内田は、かつてからシューマンを積極的に取り上げていますが、この曲でも知性溢れる表現を見せています。このほか、シューマンの交響曲第4番、ベルリン・フィルの華やかなホルンアンサンブルによる4本のホルンのためのコンツェルトシュトュックなどをお聴きください。
2009年2月13日ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル内田光子
ローベルト・シューマン
4本のホルンのためのコンツェルトシュトュックヘ長調シュテファン・ドール(ホルン), ラデク・バボラク(ホルン), シュテファン・ドゥ・ルヴァル・イェジエルスキー(ホルン), サラ・ウィリス(ホルン)
ローベルト・シューマン
ピアノ協奏曲イ短調内田光子(ピアノ)
ベルント・アロイス・ツィンマーマン
大管弦楽のための1楽章の交響曲(1953年の第2稿)ローベルト・シューマン
交響曲第4番ニ短調(1841年の初稿版)- 無料映像
内田光子(聞き手:サラ・ウィリス)
2006年ジルベスターはラトル指揮内田光子独奏のモーツァルト&R・シュトラウス
2006年のジルベスター・コンサートでは、ラトル指揮でモーツァルトとR・シュトラウスの作品が演奏されています。《ばらの騎士》には、モーツァルトの《フィガロの結婚》に通ずる典雅さがあり、その終幕の三重唱では、ソプラノ3人のよる天国的な音響美が実現されています。一方前半では、内田光子のモーツァルト「ピアノ協奏曲第20番」が、まさに真打ち!ラトルとの掛け合いも、阿吽の呼吸です。
2006年12月31日
ジルベスター・コンサート2006ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル内田光子, カミッラ・ニュールント, マグダレーナ・コジェナー, ローラ・エイキン
リヒャルト・シュトラウス
《ドン・ファン》ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ピアノ協奏曲第20番ニ短調内田光子(ピアノ)
リヒャルト・シュトラウス
《ばらの騎士》より終幕の三重唱カミッラ・ニュールント(ソプラノ/元帥夫人), マグダレーナ・コジェナー(メゾソプラノ/オクタヴィアン), ローラ・エイキン(ソプラノ/ゾフィー)
ヨハン・シュトラウス2世
《ハンガリー万歳!》アントニン・ドヴォルザーク
スラブ舞曲ト短調 Op. 46-8