
カラヤン指揮:チャイコフスキー&ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第1・2番」(ピアノ:ワイセンベルク)

67~71年
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン
アレクシス・ワイセンベルク
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 (39分)アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
セルゲイ・ラフマニノフ
ピアノ協奏曲第2番ハ短調 (38分)アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
アレクシス・ワイセンベルクとのチャイコフスキーとラフマニノフのピアノ協奏曲は、このシリーズのなかでも白眉と言えるものでしょう。とりわけ後者は、カラヤンの美意識がもっとも徹底したもので、純粋なその映像美に酔わされます。人工的ではありますが、その人工性が一種の芸術性と感じられるところが、この魅力の秘密。何か非現実的で、神聖な儀式に参加しているような気分にさせられます。ワイセンベルクも、ソリストというよりは「カラヤンの楽器」というイメージです。
Directed by Åke Falck (Tchaikovsky) and Herbert von Karajan (Rachmaninov)
Recorded at the Philharmonie, Berlin, 10–20 April 1967 (Tchaikovsky),
10/11 September 1971 (Rachmaninov)
© 1967 (Tschaikowsky) / 1971 (Rachmaninow) Unitel
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