ジョージ・ベンジャミンがベルリン・フィルにデビュー
2018/19年シーズンのコンポーザー・イン・レジデンス、ジョージ・ベンジャミンがベルリン・フィルにデビューしました。ベンジャミンは、イギリスを代表する作曲家で、当演奏会では、ブーレーズ、ラヴェル、リゲティの作品と共に自作《パリンプセスト》を指揮。彼は10代後半の頃、パリ音楽院で学び、メシアンやブーレーズをはじめとする当時のフランス人作曲家の影響を強く受けました。今回のプログラムも、それを反映。ラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」では、フランスのセドリック・ティベルギアンが登場します。こちらもベルリン・フィル・デビューとなりました。
2018/19年シーズンのコンポーザー・イン・レジデンス、ジョージ・ベンジャミンがベルリン・フィルにデビューしました。ベンジャミンは、イギリスを代表する作曲家で、当演奏会では、ブーレーズ、ラヴェル、リゲティの作品と共に自作《パリンプセスト》を指揮。彼は10代後半の頃、パリ音楽院で学び、メシアンやブーレーズをはじめとする当時のフランス人作曲家の影響を強く受けました。今回のプログラムもそれを反映したものといえます。ラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」では、フランスのセドリック・ティベルギアンが登場。こちらもベルリン・フィル・デビューとなりました。
ブーレーズの《カミングズは詩人である》の作品名は、ある偶然から生まれたものです。ブーレーズがコンサートプロモーターから作品名を尋ねられた際、 彼は「タイトルはまだ決まっていないが、カミングズの詩を選んだ」と答えましたが、ドイツ語が不正確だったこともあって、「カミングズは詩人である」と間違って受け取られたのでした。この偶然を面白いと思ったブーレーズにより、そのままタイトルに用いられることになります。
ベンジャミンの《パリンプセスト》はブーレーズの75歳の誕生日に合わせて書かれた作品。題名は「何度も文字を上書きした古い羊皮紙」を意味し、「この2部から成る作品では、さまざまな音楽の層が相互に重なり合っている」と作曲家は説明しています。
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