コンサート

コンサート解説

本拠地ベルリンのフィルハーモニーで行なわれたヨーロッパ・コンサート2000では、クラウディオ・アバドとベルリン・フィルが得意のベートーヴェンを取り上げました。ピアノ協奏曲第2番では、ロシア出身の実力派ミハイル・プレトニョフがソロを担当。一方、メインの交響曲第9番《合唱》では、アバドと共演を重ねるフィンランド出身のカリタ・マッティラ(ソプラノ)、トマス・モーザー(テノール)等、ヨーロッパで活躍する歌手が勢揃いしています。スウェーデン放送合唱団とエリック・エリクソン室内合唱団もアバドの指揮に応え、祝祭的な雰囲気にふさわしい白熱した演奏を繰り広げました。なおこの演奏では、イギリスの音楽学者ジョナサン・デル・マーが新しく校訂したベーレンライター版スコアを使用しています。

ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサートは、楽団が創立された5月1日を記念し、1991年より毎年開催されています。ヨーロッパ各地の歴史的ホールや建築物で行なわれる演奏会は、世界各国でテレビ中継され、音楽愛好家の人気を博しています。

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