ドキュメンタリー

概要

その存命中からすでに、聴衆、音楽家の両方から神格化されていた指揮者カルロス・クライバー。しかし、彼は自己疑念にさいなまれ、指揮台に立つ機会は年を経るごとに稀になっていきました。ゲオルク・ヴューボルト監督は、ギーレン、ムーティ、サヴァリッシュといった指揮者との対話、珍しいリハーサル風景、そしてクライバー自身の手紙や手記を通して、この不世出の天才指揮者の実像に迫ります。

ベルリン・フィルにとっては、1989年と94年の2回のみながら、クライバーとの共演が実現しました。この忘れがたきコンサートと、クライバーのキャンセルによって幻に終わった1982年の共演について、当時のベルリン・フィルの団員が回想します。

これらの証言以上にクライバーの魅力を伝えてやまないのが、コンサートシーンで見られるその優美極まりない指揮姿でしょう。リハーサル中、彼がファンタジー溢れる比喩を使いながらオーケストラの響きを変えていく過程も見物です。

 

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