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1978年12月31日

ヘルベルト・フォン・カラヤン

  • ジュゼッペ・ヴェルディ
    歌劇《運命の力》序曲 (8分)

  • ジョルジュ・ビゼー
    《アルルの女》第2組曲より (14分)

  • フランツ・リスト
    ハンガリー狂詩曲第2番 (12分)

  • エクトル・ベルリオーズ
    《ファウストの劫罰》よりラコッツィ行進曲 (4分)

  • ピエトロ・マスカーニ
    歌劇《友人フリッツ》より第3幕間奏曲 (5分)

  • フランツ・フォン・スッペ
    喜歌劇《軽騎兵》序曲 (10分)

ヘルベルト・フォン・カラヤンは、シンフォニー・レパートリーの大曲のみならず、ポピュラーな小品の解釈においても抜群の強みを発揮した指揮者でした。カラヤンが人気の高いオペラの序曲や間奏曲などの演奏に、どれだけの入念さと愛情を注いでいたかは、ベルリン・フィルの団員にとっても驚きだったようです。1960年代にオペラの間奏曲集を録音した際、ある団員はこう語りました。「仮に、カラヤンの真横に爆弾が飛んだとしても、彼はそれに気付かなかったでしょう。それほど音楽にのめり込んでいたのです」

マスカーニの間奏曲も、カラヤンの愛奏曲の1つでした。1943年、ミラノ・スカラ座における《友人フリッツ》の再演のリハーサルで、彼は作曲家の指揮に直に接しています。老マスカーニは病気だったにも関わらず指揮台に立ち、この間奏曲を自ら指揮しました。カラヤンは、当時の様子をこう回想しています。「彼が指揮棒を振り上げた瞬間、誰もが予期し得なかったものすごい音が鳴り響いたのです。私はそれを決して忘れることができません」

この1978年大晦日のジルベスター・コンサートで、カラヤンはヴェルディやビゼー、リストらのポピュラーな作品を披露しました。大きな病を克服した直後だけに、指揮の動きは制限されるようになったものの、十八番だった小品群を表現する様は圧巻です。 

Unitel

© 1978 Unitel

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