ヤンソンス指揮ハーン独奏による2000年来日公演

1986年の開館以来、ベルリン・フィルは来日のたびに、東京のサントリーホールで公演を行ってきました。このホールは、ベルリン・フィルの本拠地であるフィルハーモニーを元に設計されており、ヴィンヤード式の客席配置によって優れた音響効果を実現しています。2000年11月には、ベルリン・フィルはマリス・ヤンソンス指揮のもと、ヴァイオリニストのヒラリー・ハーンと共に「第2の故郷」とも言えるこのホールに登場し、ドヴォルザークの交響曲第8番とショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番を披露しました。
サントリーホールは、1986年10月12日に開場しました。ベルリン・フィルは、その約2週間後にこのホールで初めて演奏。ヴィンヤード式のホールの形状は、ヘルベルト・フォン・カラヤンの助言により採用されましたが、ベルリン・フィルとのつながりは、ホールの誕生の前から息づいていたと言えるでしょう。本映像は、2000年11月の来日公演のもの。クラウディオ・アバドと共にツアーの指揮を担当したのは、ベルリン・フィルと緊密な関係にあるマリス・ヤンソンスです。プログラムは、ウェーバーの《オベロン》序曲、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番、ドヴォルザークの交響曲第8番です。ソロは、当時20歳のヒラリー・ハーンが担当しています。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
マリス・ヤンソンス
ヒラリー・ハーン
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