インタビュー
ドキュメンタリー「12人のチェリストたち~過去と現在」 ベルリン・フィル12人のチェリストたち、創立40周年記念演奏会!
「ベルリン・フィル12人のチェリストたち」は、ベルリン・フィルのアンサンブルのなかでもひときわ人気の高い団体です。その彼らが2012年、創立40周年を迎えました。この演奏会は、そのアニヴァーサリー。ソプラノのアンネッテ・ダッシュをゲストに迎え、フォーレ、ドビュッシーのフランスものから、ピアソラ、モリコーネのクロスオーヴァーに至るまで、多彩なプログラムを演奏しています。
「ベルリン・フィル12人のチェリストたち」が、創立40周年を迎えました。このアンサンブルは、ベルリン・フィルの室内楽グループのなかでも高い人気を誇る団体ですが、今回はクレンゲル、フォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、ピアソラ、モリコーネの曲を取り上げます。
ベルリン・フィル12人のチェリストたちが設立されたきっかけは、1972年にザルツブルクのラジオ・プロデューサーがユリウス・クレンゲル《12のチェロのための賛歌》の演奏を要請したことに遡ります。クレンゲルは、高名なチェロ奏者・教師で、彼の11人の弟子たちのためにこの曲を書き、アルトゥール・ニキシュの65歳の誕生日(1920年)に演奏したのでした。言うまでもなくニキシュは、当時のベルリン・フィルの首席指揮者です。
この演奏会が大成功だったことから、彼らは固定アンサンブルとしての活動を継続。やがて世界的な成功を収めるに至りました。現在では、オリジナル作品からアレンジ、古典作品からジャズ、現代ものまで、きわめて広範なレパートリーを演奏しています。当演奏会では、ベルリン在住のソプラノ、アンネッテ・ダッシュを迎え、華やかにアニヴァーサリーを祝いました。
ベルリン・フィル12人のチェリストたち
アンネッテ・ダッシュ
ティル・ブレンナー
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