ディマ・スロボテニウクがベルリン・フィルにデビュー

ロシア出身の指揮者ディマ・スロボテニウクが、ベルリン・フィルにデビューしました。1975年モスクワ生まれの彼は、現在ラハティ響の首席指揮者。またロンドン・フィル、フランス国立管、フランス放送フィル、SWR響等にも客演しています。デビューに選んだ曲目は、活躍の拠点とするフィンランドの作曲家シベリウスの傑作《タピオラ》、お国ものであるプロコフィエフの交響曲第2番、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第2番です。確かな技術と明快な音響、構成的な展開を見せ、手堅い出来。これからの活躍を期待させる新進です。なお、ショスタコーヴィチのソロは、ラトヴィア出身のバイバ・スクリデが務めています。

ロシア出身の指揮者ディマ・スロボテニウクが、ベルリン・フィルにデビューしました。1975年モスクワ生まれの彼は、当地でヴァイオリンを、フィンランドのヘルシンキで指揮を学びました。スペインのガリシア交響楽団の首席指揮者を経て、2016/17年シーズンからフィンランドのラハティ交響楽団の同ポストの任にあります。また、ロンドン・フィル、フランス国立管、フランス放送フィル、SWR響、ヘルシンキ・フィル、フィンランド放送響等にも客演するなど、国際的な活動の場を拡げつつある指揮者の一人です。

そのスロボテニウクがベルリン・フィルとの初共演に選んだのは、自身に縁のあるフィンランドとロシアもののプログラム。1926年に初演された交響詩《タピオラ》は、フィンランドの神話を主題にしたシベリウスの傑作です。ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第2番は、1967年にイゴール・オイストラフによって初演されました。今回ソロを務めるのは、ラトヴィア出身のバイバ・スクリデ。スクリデは、スロボテニウク、ベルリン・フィルの双方と密接な芸術的パートナーシップで結ばれており、これまでベルリンで多くの名演を聴かせてきました。メインの演目は、プロコフィエフの交響曲第2番。18世紀の様式で書かれた古典交響曲の7年後、1925年にパリで初演された作品で、この作曲家の力強さと知性、洗練されたスタイルを同時に聴くことができます。 

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ディマ・スロボデニウク
バイバ・スクリデ

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アーティスト

ディマ・スロボデニウク 指揮
ジャン・シベリウス 作曲
ディミトリ・ショスタコーヴィチ 作曲
バイバ・スクリデ ヴァイオリン
セルゲイ・プロコフィエフ 作曲

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