インタビュー
2017年10月14日

ピーター・セラーズ、《利口な女狐の物語》を語る (19分)

ヤナーチェクに特別な愛情を抱くサー・サイモン・ラトルが、ピーター・セラーズの演出で《利口な女狐の物語》を指揮します。このオペラは、女狐が主人公になっていますが、実は彼女は、ある手の届かない女性の象徴となっています。森番の男は彼女に憧れ、魅了されているのですが、物語のなかでは、その女性と女狐が揺らぎながら同一視されます。女狐は、やがてある行商人に撃たれて死にますが、同時に憧れの女性もその男と結婚し、森番の男の手からは永遠に失われるのです。作品は森羅万象の生成の不思議や生の力、憧憬と儚いメランコリーに満ち、失われた愛を回顧するような胸に迫る調子を持っています。

コンサート