アーティスト

サー・サイモン・ラトル

首席指揮者 (在任期間 2002-2018)

サー・サイモン・ラトルがマーラーの交響曲第6番を指揮してベルリン・フィルにデビューしたのは、1987年11月のことだった。2002年から2018年まではベルリン・フィルの首席指揮者を務め、伝統と革新の間を取り持つこのオーケストラの伝統を継続した。

ラトルは前任者のクラウディオ・アバドと同様にマーラーや新ウィーン楽派の作品を得意とし、シンフォニーコンサートだけでなく、彼が導入した一連の親密な「レイト・ナイト」プログラムにおいても、室内楽の響きの理想を研ぎ澄ました。彼はカラヤン時代のコア・レパートリーも大切に育み、古典派やロマン派の名曲の演奏で高い評価を得ている。さらに、ベルリン・フィルのオペラ演奏の伝統を引き継いで、ザルツブルクのイースター音楽祭や、2013年からはバーデン=バーデンでも公演を行った。 ラトルはまた、ベルリン・フィルのレパートリーにブリテン、エルガー、バーンスタイン、ガーシュウィンの作品を加えるなど新しい風を注ぎ込んだ。さらにピリオド奏法の知識を生かして、ハイドンの交響曲やバッハの受難曲を演奏し、高い評価を得ている。これらの芸術活動に加えて、ラトルは就任と同時にフィルハーモニーの教育プログラムを開始し、映画『ベルリン・フィルと子どもたち』などで世界的なセンセーションを巻き起こした。 1971年、サイモン・ラトルは、ジョン・プレイヤー国際指揮者コンクールで優勝し、その後、イギリスやアメリカで活躍した。1980年から1998年まで、バーミンガム市交響楽団の指揮者として世界的な名声を得た。1994年、エリザベス2世からナイトに叙され、サーの称号を得た。数々の賞を受賞したほか、2009年にはドイツ功労十字章を授与されている。

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