コンサート

コンサート解説

当演奏会では、ベルリン・フィルのカラヤン・アカデミー団員が、サー・サイモン・ラトルの指揮でマーラーの《大地の歌》を演奏しています。カラヤンが創始したこのアカデミーでは、若い音楽家がオーケストラでの経験を積み、ベルリン・フィル団員より指導を受けます。アカデミー奨学生の多くは、ベルリン・フィルに正式入団を許されており、若手発掘の現場とも呼ぶことができるでしょう。

《大地の歌》は大オーケストラのための作品ですが、ここではグレン・コーティーズによる室内オーケストラ版で演奏されています。比較的多くの作曲家がこうした編曲を試みていますが、このヴァージョンは、オリジナルとの差をあまり感じさせない点が特筆に価するでしょう。マグダレーナ・コジェナーがアルトのパートを歌っていることも注目に値します。

プログラムの前半では、ヘンツェのヴァイオリン協奏曲第2番が演奏されています。ベルリン・フィルは2011年に彼の生誕85周年を祝いましたが、これはその枠での演奏会。ベルリン・フィルの第1コンサートマスターであるガイ・ブラウンシュタインが、ソロを担当しました。

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