コンサート

コンサート解説

ベルリン・ドイツ交響楽団の首席指揮者やボリショイ劇場の音楽監督を務めるトゥガン・ソヒエフが登場。前半は、ヴァディム・グルツマンを迎えてプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番。1935年に作曲されたこの協奏曲では、彼の初期の作品によく見られるグロテスクな表現が影を潜めており、全体的に優美で透明な響きを特徴としています。曲はロシア民謡風のリリックなヴァイオリンの主題によって始まり、躍動的なリズムが刻まれる第3楽章ではスペイン趣味も見られます。イスラエル出身のグルツマンは、ザハール・ブロンやドロシー・ディレイといった伝説的な教師のもとで学んだ実力派。今回がベルリン・フィル・デビューとなりました。

後半は、ショスタコーヴィチの交響曲第5番。1937年の初演ではセンセーショナルな成功を収め、現在に至るまでこの作曲家の中でもとりわけポピュラーな作品です。作家のアレクサンドル・グロモフは初演時の模様をこのように回想しています。「喝采の嵐がフィルハーモニーホールの柱を揺るがしたとき、指揮のムラヴィンスキーはスコアを高々と上げた。このスタンディングオベーションが彼に対してではなく、創造主であるショスタコーヴィチにこそふさわしいと示すためだった」。リャードフの叙情的な管弦楽曲《魔法にかけられた湖》を含めた、オール・ロシア・プログラムをお楽しみください。 

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