コンサート

コンサート解説

2017年のヴァルトビューネ・コンサートは、グスターボ・ドゥダメル指揮で行われました。演奏されるのは、シューマンとワーグナーというドイツ・ロマン派を代表する2人の作曲家。前者の交響曲第3番は、ドイツの自然の象徴であるライン川を主題としていますが、後者の《ニーべルングの指環》でもラインの川底の黄金がテーマとなります。両者で大きな役割を担うのが、ロマンティックな楽器の典型であるホルン。ドゥダメルは、これまでコンサート指揮者としての活躍が目立ちましたが、近年はオペラ座にも登場しています。彼がワーグナーの楽劇全曲を指揮するのは、いつになるでしょうか。ドゥダメルは2008年のヴァルトビューネ・コンサートでベルリン・フィルに鮮烈なデビューを果たし、この野外劇場の舞台には今回が3度目の登場となりました。ここでは、ワーグナーの抜粋を存分にお楽しみいただけるでしょう。

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