ラトルとバレンボイムがバルトークの第1協奏曲で共演。後半はヤナーチェク「シンフォニエッタ」
チェコ・モラヴィア・ハンガリーの作品を集めた本プロは、ドヴォルザーク「スラブ舞曲集」で雰囲気豊かに開幕します。目玉は、ラトルによるヤナーチェク「シンフォニエッタ」。彼はこの作曲家に特別の愛情を抱き、すでに《利口な女狐の物語》、《イェヌーファ》、グラゴル・ミサなどを取り上げていますが、シンフォニエッタをベルリン・フィルで指揮するのは2007年以来久々となります。またバルトークのピアノ協奏曲第1番では、ダニエル・バレンボイムがソリストとして登場。同曲は彼があらゆる機会で演奏している十八番と呼ぶべき作品で、そのリズミカルで打楽器的な書法はラトルの持ち味とも一致します。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル
ダニエル・バレンボイム
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