コンサート

コンサート解説

ドイツ中部テューリンゲン州のマイニンゲン劇場で行われたヨーロッパ・コンサート1994では、クラウディオ・アバドとベルリン・フィルが、得意のベートーヴェンとブラームスを取り上げました。ベートーヴェンのピアノ協奏曲では、ベルリン国立歌劇場の音楽総監督としても活躍する巨匠ダニエル・バレンボイムが登場。ソロを担当しています。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番(1809年)は、《皇帝》という通称で知られています。ここでは、バレンボイムがその実力を十二分に披露。壮大な曲想を力強く弾ききり、祝祭的な雰囲気を盛り上げています。

一方、ブラームスの交響曲第2番(1877年)は、ブラームスが南オーストリアの避暑地ペルチャッハで作曲。重厚で情熱的な交響曲第1番とは対照的に、明るく牧歌的な響きを特徴とします。

マイニンゲン劇場は、ザクセン=マイニンゲン公ゲオルク2世(1826~1914)が創設。同劇場の宮廷楽団は、ブラームスの交響曲第4番を作曲者自身の指揮で初演したほか、ベルリン・フィルの初代首席指揮者ハンス・フォン・ビューローがカペルマイスターとして活躍したことでも知られています。

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