オーケストラでもっとも大きい楽器の存在に気づきはしても、コントラバスがどれだけ大事かは残念ながらあまり語られません。1994年からベルリン・フィルの第1ソロ・コントラバス奏者を務めるフィンランド人のヤンネ・サクサラは、このショート ・フィルムで、コントラバスがリズムの打点やアーティキュレーションの流れを作り出していることを教えてくれます。「ベースがなければ音楽じゃない」と語るサクサラ。ベートーヴェンの「第9」やマーラーの《巨人》でコントラバスが奏 でるお馴染みのメロディとともにお楽しみください。