
第3回レイト・ナイトはフランス、スペインもの&ジョラス

2016年6月4日
レイト・ナイト・コンサート
ベルリン・フィル団員
サー・サイモン・ラトル
マテ・スーチュ, ホセ・ミケル・ラモン, フローリアン・ホフマン, シルヴィア・シュヴァルツ
クロード・ドビュッシー
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ (20分)ベッツィ・ジョラス
ヴィオラ・ソロのための第6エピソード (11分)マテ・スーチュ(ヴィオラ)
ベッツィ・ジョラス
ヴィオラとピアノのための《Ruht wohl》 (7分)マテ・スーチュ(ヴィオラ), サー・サイモン・ラトル(ピアノ)
マヌエル・デ・ファリャ
《ペドロ親方の人形芝居》 (31分)ホセ・ミケル・ラモン(バスバリトン/ドン・キホーテ), フローリアン・ホフマン(テノール/ペドロ親方), シルヴィア・シュヴァルツ(ソプラノ/トルヤマン)
ラトルの「実験小屋」、レイト・ナイト・コンサートの第3回です。ファリャの芸風が開花したのは、1907年にフランスに移住し、パリのコスモポリタン的な都市の気風に触れてからと言われていますが、故郷スペインの音楽は彼にとって重要な創作の原泉であり続けました。1923年にパリで初演された《ペドロ親方の人形芝居》は、セルバンテスの《ドン・キホーテ》から着想を得た小オペラで、主人公の騎士は風車ではなく、人形劇場の人形に戦いを挑みます。この愛らしい作品が、サー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルのメンバー、及び3人のソリストによって上演されます。
このほか、ファリャが影響を受けたドビュッシーの「フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ」、さらに、フランス人作曲家ベッツィ・ジョラスのヴィオラとピアノのための作品集が取り上げられます。こちらではベルリン・フィルの第1ソロ・ヴィオラ奏者、マテ・スーチュのソロをお楽しみください。
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