コンサート

コンサート解説

2012/13年シーズン第4回のレイトナイト・シリーズ。冒頭に演奏される「朝7時に湯治場で二流のオーケストラによって初見で演奏された《さまよえるオランダ人》序曲」という長いタイトルに、思わずにやりとされた方も多いのではないでしょうか。ヒンデミットは、バイロイトの巨匠にしばしば与えられる神格性に対し、鋭いアイロニーと野卑なユーモアで、徹底的に立ち向かいます。しかし、ヒンデミットがここで意図したのは、ワーグナー作品へのパロディーではなく、タイトルが示すように、過去の作品の粗悪な編曲といいかげんな演奏に対する風刺だったのです。ベルリン・フィルのメンバーによる演奏は、機知と笑いに満ちたものとなることでしょう。

レイトナイトでは、先にヒンデミットの室内音楽第1番が取り上げられていますが、今回は第3番が演奏されます。事実上、小規模のチェロ協奏曲ともいえるこの作品のソロを、ベルリン・フィル首席奏者のマルティン・レールが担います。

もう1作品は、ルトスワフスキ作曲の13の弦楽独奏のための前奏曲とフーガ。極めてエキサイティングな現代作品で、ベルリン・フィルの弦楽奏者1人1人の個人技も大きな聴きものとなります。

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