コンサート

コンサート解説

ドイツ音楽の巨匠格として高い評価を得ているマレク・ヤノフスキがベルリン・フィルに客演しました。ヤノフスキは2016年12月末、14年間に及ぶベルリン放送交響楽団の首席指揮者としての最後の公演を終え、以来フリーの指揮者として幅広く活躍しています。ベルリン・フィルとは1976年以来、芸術的なパートナーシップで結ばれており、17年1月にはヴェルディのレクイエムで久々に客演し、好評を博しました。

今回のプログラムはまず、1917年に初演され、後期ロマン派の作風を持つプフィッツナーのオペラ《パレストリーナ》からの3つの前奏曲。これは、オペラ指揮者としても名高いヤノフスキならではの選曲と言えるでしょう。

メインの演目はブルックナーの交響曲第4番《ロマンティック》です。1874年に作曲され、1880年まで繰り返し改訂されたこの作品は、ブルックナーの交響曲の中でも特に人気の高い作品の一つと言えるでしょう。作曲家自身、自作の中で「もっとも理解しやすい」と語っており、音楽を言葉に置き換える試みもしています。例えば、第1楽章冒頭のホルンは「市庁舎から1日の始まりを知らせるものであり、そこから生が発展してゆきます」、第3楽章のスケルツォについては「狩猟、トリオでは昼食時に森で鳴らす手回しオルガン」などと書き記しており、聴き手の想像力を膨らませてくれます。「快速明解型」のヤノフスキがベルリン・フィルとどのような響きを作り出すか、興味がそそられます。

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