コンサート

コンサート解説

2014年バーデン=バーデン・イースター音楽祭から、サー・サイモン・ラトル指揮の演奏会が生中継されました。

注目は、ソル・ガベッタのベルリン・フィル・デビュー。ガベッタは、ドイツで特に高い人気を博していますが、これまでベルリン・フィルでは演奏したことがありませんでした。彼女はバーデン・バーデンの後、5月の定期演奏会にも登場し、マルティヌーの「チェロ協奏曲第1番」を演奏しました。

バーデン・バーデンでのエルガーのコンチェルトは、ジャクリーヌ・デュプレの伝説的名演以来、女性チェリストが好んで取り上げる作品ですが、ガベッタの録音したCDも、既に高く評価されています。

プログラムの冒頭に演奏されるリゲティとワーグナーは、ラトルによれば「神秘的な雰囲気」を音化したもの。リゲティにはほとんど和声、旋律がなく、いわば空間のなかに浮遊するような作品ですが、ラトルは「ワーグナーのイ長調の和声が続けて演奏された時、聴き手にショックを与えるだろう」と語っています。

ストラヴィンキーの《春の祭典》は、ラトル&ベルリン・フィルのいわば名刺代わり。2013年来日公演での演奏も記憶に新しい作品です。

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