コンサート

コンサート解説

マーラーは、1896年3月にベルリン・フィルに客演し、自作の交響曲第1番をベルリン初演しました。この作品は、1889年に《巨人》という題名の交響詩として初演されましたが、ここでマーラーは、初めて「交響曲」の名称を与えています。その際元々の第2楽章であった「花の章」は、完全に省略されることになりました。この楽章は、1960年代に再発見され、しばしばコンサートでも取り上げられています。この演奏会でも、「花の章」を含んだヴァージョンが演奏されました。

メータは、この演奏会でベルリン・フィル客演50周年を祝いました。デビューは1961年9月。その時のプログラムは、当演奏会とまったく同じ3曲でした(マーラー「交響曲第1番」は、「花の章」を含む版)。その意味で、50年前を再現する内容となります。今回演奏するチェリストのヨハネス・モーザーは、1979年ミュンヘン生まれ。ソプラノのエディス・ウィーンズとチェリストのカイ・モーザーの間に生まれたサラブレッドです。

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