2011年12月17日

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル

ジェラルド・フィンリー, アンネ・ソフィー・フォン・オッター, ステュアート・スケルトン

  • レオシュ・ヤナーチェク
    歌劇《利口な雌狐の物語》から最終場面 (22分)

    ジェラルド・フィンリーバスバリトン

  • グスタフ・マーラー
    《大地の歌》 (77分)

    アンネ・ソフィー・フォン・オッターメゾソプラノ), ステュアート・スケルトンテノール

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    インタビュー/アンネ・ソフィー・フォン・オッター(聞き手:クリストフ・ハルトマン) (16分)

先のシーズンより進められてきたサー・サイモン・ラトルとベルリンフィルのマーラー・ツィクルスが、《大地の歌》で完結しました。この演奏会では、ジェラルド・フィンリー、ステュアート・スケルトン、アンネ・ゾフィー・フォン・オッターの有名ソリストが参加し、極めて豪華なフィナーレとなっています。

スウェーデン出身のメゾ、フォン・オッターは、1983年のデビュー以来、オペラ、宗教曲、歌曲のすべてで高い評価を受けてきました。マーラーの歌曲では、アバドやブーレーズとも共演を重ねていますが、《大地の歌》のCD録音はまだ存在しません。その意味でも、貴重な機会と言えます。またラトルは、これまでこの作品はバリトン版で演奏することが多く、メゾによる上演は、ベルリンでも初めてでした。

《大地の歌》の作曲当時、マーラーは長女の死を経験し、自らは心臓病を病むなど、悲劇的な境遇にありました。第6楽章の〈告別〉では、現世への諦観や永遠の大地を讃えるメランコリーが強い印象を与えます。色彩的かつ耽美的なオーケストレーション、厭世的な音調が耳を奪う後期の傑作です。ヤナーチェクの第7番目のオペラ《利口な女狐の物語》は、動物たちが登場し、一見童話風の外観を示しています。しかしそこでは、死と再生を繰り返す生命の不思議や自然への感動、畏怖の念が表現されています。この作曲家ならではの深い人生省察は、今回演奏されている最終場面にも、色濃く反映されていると言えるでしょう。

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